ペコリンゴ

バイオレント・ナイトのペコリンゴのレビュー・感想・評価

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)
3.8
記録。
サンタがマジにやってきたぜ

『ブレット・トレイン』『Mr.ノーバディ』の制作会社が送るリアルサンタアクション。監督は『セブン・シスターズ』のトミー・ウィルコラ。

まずこの映画を2月に公開するのは無能。
“この映画が、聖夜をブッ壊す。”とかイキってるけど遅ぇw とっくに終わってるわww

とはいえ我が国では今月公開の新作ですからね。シーズン映画という事はサッパリ忘れて劇場に行ったらいいと思うよ(寛容)

内容としては、
大富豪一家の豪邸に降り立った やさぐれサンタ(デヴィッド・ハーバー)が、一家の財産を狙うド悪党スクルージ(ジョン・レグイザモ)率いる、武装集団と鉢合わせてまぁ大変…ってお話。

『ダイ・ハード』と『Mr.ノーバディ』をガッチャンコして『ホーム・アローン』チックな展開がありつつも、意外と真っ当なクリスマス映画でもある…そんな映画でした。

正直に言えば、たいして面白くなかった『ブレット・トレイン』(お好きな方メンゴ)と似たような冷めを感じましたし、また、途中どこがバイオレントやねん!ってゲンナリもしましたが…

いやいや、これめっちゃバイオレントやん…!
サンタの服が赤くてホントに良かった←

だけど、せっかくのバイオレントが暗くて見づらいのはやや難点かな…夜とはいえ明るさ大事!

とはいえ、あれだけのグロを披露しつつ、しっかりとクリスマス映画のマジックで心を温めてくれる緩急は素晴らしい。

お陰様で終盤はスクリーンに食いつき気味でした。

デヴィッド・ハーバーのやさぐれサンタは笑えるほど似合ってましたし、何より本物サンタの設定が色んな意味で活きた佳作だと思います。

でも日本の配給さん、
もう一度言いますが、やっぱり2月に公開したのは無能極まりないですわw