揺籠ふぃるす

バイオレント・ナイトの揺籠ふぃるすのレビュー・感想・評価

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)
4.3
ライフル提げて豪邸を占拠する武装集団を相手どる、やさぐれサンタクロースの『ダイ・ハード』と良い子ちゃんの『ホーム・アローン』なクリスマスアクションコメディ。台詞の中に言及あり。

良く知らないが、サンタクロースは、1100年前に、ヨーロッパの海を荒らしまわったヴァイキング。愛用の得物は無骨な戦槌。ケルト紋様のタトゥーが格好良い。
始まりと終わりの無いケルティック・ノットには、〈永遠〉や〈魂の循環〉て意味があるそうで、映像的にも華を添える。

そして、運命的にガレージで見つける特大ハンマー(奥様の力か)で、敵の尻のア…、じゃなかった悪い子たちを撃退していく。危うく私もそうなる所だった。現代武器にクリスマスグッズや原始武器でキルしまくのが、アツい。

後追いで『サタンクロース』観たけど、かなり意識してると思う。キャンディケーンを口の中で尖らせてからの刺突。ツリーのスターをウェポンとして使用するなど、選択肢が限られてるので、似ることもあるかもしれないけど。

良い子ちゃんも見事に、ホームアローンして、敵をやっつけるし、トランシーバーの心ふれ合いも良い。

ラストのトナカイやエンド・ロールのジョーク。総じて楽しめた。

続編も制作決定とのこと。

雪のようなスクリーンに、戻ってくるサンタクロースのクリスマスがもう待ちきれない。
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