まめだいふく

バイオレント・ナイトのまめだいふくのレビュー・感想・評価

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)
3.0
 「バットや火炎瓶を欲しがる子はいないのか?」

 クリスマスも近づいてきたことだし、サンタ映画を観てみた。
 「まだ5月だぞ」とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、いやいや、あっという間にやってきますよ年末。光陰矢の如し。

 仕事に嫌気がさしてきているサンタvs武装集団。

 単純なバイオレンスアクションかと思いきや、武装集団のターゲットとなった富豪の家族内の微妙に複雑な関係や、心からサンタの存在を信じている少女との友情など、人間ドラマパートが結構多い。ストーリー上必要であるとはいえ、長い会話劇が若干テンポを悪くしている印象。

 アクションパートは『バイオレント・ナイト』のタイトルにもれず、なかなかエグイ。ステッキ型の飴を舐めて鋭利な武器にしちゃうのがユニーク。ワシも子供の頃千歳飴で同じようなことやったことあるけど、あれマジで凶器になるからね。
 トルーディのトラップも普通に人が死ぬタイプで笑う。
 銃持ってるのに接近戦挑むアホ警備員には興ざめしたけど。

 『ダイ・ハード』と『ホーム・アローン』を足したような……というご意見をよく目にするけれど、まさにそれ。そういえば、どれもみんなクリスマスの話だな。

 ところで、クリスマスプレゼントに『ダイ・ハード』のDVDをサンタクロースに頼んだ子供の素性が知りたい。

 そのうちカート・ラッセルやメル・ギブソンが演じたサンタクロースたちとサンタアベンジャーズでも組んで、悪い子リストに載ってる連中をバンバン懲らしめて欲しいな。それがワシのサンタさんへのお願いだ。

 「幸せにしたい相手に 魔法は効かないものさ」
まめだいふく

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