「バットや火炎瓶を欲しがる子はいないのか?」
クリスマスも近づいてきたことだし、サンタ映画を観てみた。
「まだ5月だぞ」とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、いやいや、あっという間にやってきますよ年末。光陰矢の如し。
仕事に嫌気がさしてきているサンタvs武装集団。
単純なバイオレンスアクションかと思いきや、武装集団のターゲットとなった富豪の家族内の微妙に複雑な関係や、心からサンタの存在を信じている少女との友情など、人間ドラマパートが結構多い。ストーリー上必要であるとはいえ、長い会話劇が若干テンポを悪くしている印象。
アクションパートは『バイオレント・ナイト』のタイトルにもれず、なかなかエグイ。ステッキ型の飴を舐めて鋭利な武器にしちゃうのがユニーク。ワシも子供の頃千歳飴で同じようなことやったことあるけど、あれマジで凶器になるからね。
トルーディのトラップも普通に人が死ぬタイプで笑う。
銃持ってるのに接近戦挑むアホ警備員には興ざめしたけど。
『ダイ・ハード』と『ホーム・アローン』を足したような……というご意見をよく目にするけれど、まさにそれ。そういえば、どれもみんなクリスマスの話だな。
ところで、クリスマスプレゼントに『ダイ・ハード』のDVDをサンタクロースに頼んだ子供の素性が知りたい。
そのうちカート・ラッセルやメル・ギブソンが演じたサンタクロースたちとサンタアベンジャーズでも組んで、悪い子リストに載ってる連中をバンバン懲らしめて欲しいな。それがワシのサンタさんへのお願いだ。
「幸せにしたい相手に 魔法は効かないものさ」