このレビューはネタバレを含みます
『ほどけそうな、息』の後にセットで上演された作品。もう一作品観るとは思っていなかったので、ぐったりしながら観た。あまり登場人物たちが魅力的に映らなかったのはそのせいかもしれない。
ギャンブル依存症の家出少年が、ベトナムから来た少女と出会うことで、「違う世界」で生きている人々がいる現状を知り、再生への歩みを進める友情ストーリー。と言ったら結構スタンダードなマイノリティー目線のお話というように聞こえるが、やっぱり啓蒙的な作品は頻繁に摂取しなければなと感じた。最近保守的な面の勉強をしていたので、こうした作品を観ると、問題に対してどのようにクローズアップするのかについて考えさせられた。