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ファミリアのbluebellのネタバレレビュー・内容・結末

ファミリア(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

私にはつまらなかった。どうしてかなって思ったんだけど、あまり馴染みのない題材を深掘りせずお出しされたせいで、ストーリーが−終始、上滑りしていたような感じ。ナイジェリアでのこともブラジル人のことも、もう少し生活に根ざした描写をいっぱいほしかった。あと合成っぽいシーンが急で浮く。大事な場面だったろうに窯の炎とか、役所広司と吉沢亮のツーショットの後ろも浮いてたし、外務省から戻ってくる時の軽トラの中の映像とか、なんであんなサイバーな色彩バキバキだったの。題材の馴染みのなさとあいまってファンタジーなのか?になった。それとミヤビの妻子が死んだこととか、マノエル(でしたっけ?;あの陶芸を学びに来る男の子)の父親が役所広司に似てるとか、そういう台詞でしか出てこない話にも少しで良いから映像がほしかった。でも吉沢亮と奥さんが死んで帰ってきたあたりからは少しずつストーリーも染みてきたし、当然だけどキャストさん、特に役所広司さんは素晴らしい。あの人は陶芸家なの?あんまりくさしたくない題材だから申し訳ないんだけど、普通につまんなかったよ。
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