イチロー51

ファミリアのイチロー51のレビュー・感想・評価

ファミリア(2023年製作の映画)
2.8
陶芸職人とその息子、そして半グレに追われる在日ブラジル人青年。3人を軸に、多様化する社会における家族の形を問いかけるヒューマンドラマ。

主演に役所広司
共演に吉沢亮、サガエ・ルカス、ワケド・ファジレ、アリまらい果、松重豊、MIYAVI、佐藤浩市、室井滋ほか。

廃れていく業種、反社や半グレや外国人労働者、人権問題、そしてテロ、親子愛などが取り上げられ、メッセージ性があり、問題提起かと思いきや、そうでもない。
社会問題にしたいのなら脚本、ストーリーが重要なのにリアリティが無く雑。
そして色々詰め込み過ぎで、要らないシーンも多数あり、どれも中途半で結末がショボイ。

役所広司さんの演技は流石でした。
役所さん演じる近年の主人公パターンでしたね。 「虎狼の血」、「すばらしき世界」のような武骨で単純だが、男の中の男を見事に演じていました。

〜余談〜
本作は、クリント・イーストウッドの「グラン・トリノ」を意識したのか?