役所広司さんにいろんな意味で頼りすぎだし頼られすぎといった印象の作品でした。
佐藤浩市さんは安定の刑事役でこういう役柄が合う人ですね。
この二人の役者さんがいたのでどうにか見れたというのが正直な感想です。
ブラジル人の移民問題だったり国際テロ組織の問題だったり家族とは何なのかという事がテーマに散りばめられてるけど全体的に薄味だった。
人質事件の時に何故結果的にそうなっちゃったのかの部分を詳細に描いてくれたら説得力あったんだけど端折られてたのが残念でした。
半グレ組織の描写や半グレのリーダーの設定にも説得力やリアリティが欠けてたりバカみたいな脅喝シーンの連続ばかりでうんざりしたしマルコスが毎回顔をボコボコにされてるんだけど治るの早すぎなのか時間経過とかどうなってるのって気になって仕方がなかったです。
それに吉沢亮さんの息子役もリアリティに欠けてたし設定を無理に寄せすぎてたのもどうかと思う。
言いたいことは分かるけど絵空事っぽさが目立った作品でした。
