このレビューはネタバレを含みます
ツッコミどころはちょいちょいあったけどちょうどいい長さで観られたし、それが気にならなくなるくらい北村有起哉のスタイルが良かった!
「太陽の蓋」の時もだけど、スーツで走り回るのがほんと様になってる。
それと、社会問題を取り上げていると事前に聞いて説教臭いんじゃないかと身構えていたらわりとそれほどでもなかった。
バリバリの歓楽街がロケ地なのかと思っていたら(劇中で歌舞伎町と言っていたけど)いきなり地方都市みたいな風景が出てくるあたり、どちらかというと東京近郊の小さな歓楽街での出来事と考えるとしっくりきた。物足りなかったけど…
麿赤兒がお人好しの町内会長にしてはもったいないし濃すぎてこれこそ裏がありそうだし、ゼイリブ並みに長い喧嘩シーンと登場人物たちの異様な体力ももはや面白い笑
終盤のクルド人少女が入管に収容されたくだりがあまりにもあっさり終わったのに驚いたけど、実際に起こったらどうしようもなくそうなるしかないのかな、という見方もできた。