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映画 日本国憲法のryodanのレビュー・感想・評価

映画 日本国憲法(2005年製作の映画)
5.0
2015-05-07

ジャン・ユンカーマン監督作。
とても分かりやすく憲法について作られていました。「押しつけられた憲法だ」とか「日本語の言い回しがおかしい」とか、よく見聞きしますが。それって中身の話ではないよね。うわべと言うか、建前というか。この作品を見て、シミジミ感じたのは、今の生活があるのは憲法があるからで、さらに言及すれば9条のおかげだということです。こうやってブログに好きなこと書いたり、ガンアクション映画を見たり、好きな本読んだり、前述の一部の輩の改悪要求でさえ、世の中平和だから成り立っているんですよね。分かります?70年平和だったから、戦争で人を殺さなかったから、人が殺されなかったから、近隣諸国との摩擦もギリギリ保っていられるのも、今、日本が「平和」だからなんです。再軍備化して抑止力をなんて、極東の均衡が間違いなく破れてしまうだろうし、まぁ、それが狙いでもあるんでしょうが、より良い方向へ行くとは毛頭思えません。「日本を取り戻す」って、何を取り戻すんでしょうか。また人を殺し、殺され、虐殺し、虐殺され、レイプし、レイプされ、の時代に戻すつもりなのでしょうか。そんな時代になって、今享受している生活が、たとえ不満足な環境でいたとしても、奪われるのなら、ちゃんと考えた方がイイに決まってます。憲法を変えるとはそういうことだと思います。
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