警官VS囚人VS化け物の人体欠損ショー!!
小手先のドラマには一切頼らず、ただ人が惨たらしく死ぬ様を見せられつづけた122分。どのようなシチュエーションで、どのように人体破壊をすれば凄惨な画が撮れるかの拘りが全編渡って非常に良く計算され尽くされていて、とにかく飽きなかった。
ただ、多種多様な暴力シーンは本当に楽しかったんだけど、アクションに関して言えば、カット割や寄りの画が多くて、視認性があまり良いとは言えず、そこだけちょっと残念。
それでも無駄な要素を極力排し、純粋に暴力だけを抽出していく構成はいっそ清々しかったし、ここまで引き算が出来ている暴力映画は近年だと『ザ・レイド』以来に感じる。傑作です。