Kaz66

オオカミ狩りのKaz66のレビュー・感想・評価

オオカミ狩り(2022年製作の映画)
3.8
フィリピン(マニラ)→釜山、海路で凶悪犯罪者たちを護送する事になった貨物船。
犯罪者と護送警察官、そして船員だけかと思われた…海に浮かぶ“監獄”と化したタイタン号の乗客には、密かにもう1人?が積み込まれていた。
監督は「メタモルフォーゼ/変身」で“ジャンル映画マスター”としての地位を築いたキム・ホンソン。容赦ない暴力描写と“ゴア”アクションで韓国観客を魅了した、バイオレンス・サバイバル・アクション!
主演は「パイプライン」の美形ソ・イングクが初悪役に挑戦(たしかに狂気の沙汰は名演)との事だけど、彼って主役?(前半は主役でした…)
他にも注目の若手チャン・ドンユンやチョン・ソミン、ベテランのソン・ドンイルなど主要役で活躍しますが、ほとんどの出演者たちは死んじゃいます…。
もう1人?1匹?の、製薬会社により強化改造された怪人(“シン”的に言うとオオカミ・オーグ)「新感染」「犯罪都市」のチェ・グィファが後半の主役ですが…、(ネタバレ)こちらも結局“超人血清”を打った組織幹部との闘いで…。
大ヒットすればシリーズ化を狙ってるようなエンディングで、筋はどうにでもなるお話でしたが、血しぶき量に振り切った“ゴア表現”はそんなにグロくなくて、ちょっと共感疼痛ぎみな僕でも目を逸らす事なく楽しめる、(なんなら爽快感のある)残虐バトルロワイヤルでした。
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