“新しい世界へ。”
»廃校が決まり、校舎の取り壊しを目前に控えたとある地方高校を舞台に、世界のすべてだった“学校”と“恋”にさよならを告げる４人の少女たちの卒業式までの２日間が描かれる
はい、ずっと気にはなってまして、やっとの鑑賞…卒業式に全く思い入れはないですが、意外にじんわり来る感じはありましたね。
で、４人のもどかしくもある恋のドラマが交差して、ひたすらに淡く静かに描かれますが…その中の一つが実はトリッキーでもあり、後から効いてきます。
そう、地方の緑に囲まれた高校で割とアナログなドラマだし、リアルに感じれずにハマれない人をもいるでしょうが…この作品も余韻の残し方、かなり好きですね。
うん、♪ダニー・ボーイ、良かった…中川駿監督、お見事でした。
なお、俳優陣では、まずは 河合優実…作品を締めるだけあって流石です。
小野莉奈に小宮山莉渚に中井友望…それぞれにいい仕事をしてます。
窪塚愛流に佐藤緋美…父親に負けじときっちり爪痕は残してます。
藤原季節…控え目にいい味出してます。
さらには、宇佐卓真らのサポートも良き。
