今まで青春映画を見るときって仕方なくというか笑、これは名作なんだから見れば面白い話のはずなんだ!と必死に自分に言い聞かせて片目で見てた感じなんだけど笑、これからは自分のクソみたいな青春を大好きな映画というコンテンツで補完していく方向性で行こうかなと思い始めた次第であります。
いや、この映画は本当に切なかった。
高校って大体の場合小学校からの延長線上の場合が多いじゃないですか。んで実際開けたところに行くのって大学が最初の人が多いじゃないですか。なので高校の卒業=分岐点という捉え方で描いた映画。
まあ、高校中退後、おままごとみたいな通信制に通いながら始めたバイトを続け、通信制を何の感情もなく卒業して、そのままアルバイトを続けるだけの人生だった俺には全く関係のないルートの話ですが…笑
一番の思い出は、卒業式の待ち時間に近くの席にいた性格の良さそうなギャルと雑談したぐらいかな笑
この映画もご多分に漏れず、青春の美しさを描いて高校卒業するのが嫌だ的な映画かと思っていましたが、いつもの如く安直な私。今時そんな映画が評価されるわけがない。
それでも、この生活が一生続けばいいのにーって言ってる奴はいました。それはないわー笑 でもその子はその子で、田舎に残る彼氏と上京する自分とで別れなきゃいけなくて喧嘩しっぱなし状態という結構な苦しい心境から出た言葉。
ぼっちで早く卒業したくて堪らない生徒もいれば、重いトラウマを抱えていてたまに情緒がかなり不安定になる生徒など。色々。
とても静かなトーンで、卒業式という終着点に向かっていくそれぞれの生徒。
なんか高校生ぐらいって、皆が皆真っ直ぐ想いを伝えられる人ばっかりじゃないじゃないですか。
だからずっと好きなんだけど、別の表現でしかその想いを表せない人がいたり、切ないですよね。そしてその想いも伝わることなく卒業していく。
うーん!この良さを伝えるには何字書いても足りない!笑 とりあえずこのテーマにしては見やすい方ということは言っておこうかな。その割に心に残るものはとても大きい。
綺麗事って言う人もいるだろうけど、皆苦しみから一歩踏み出せるっていうカタルシスはあった。
一見散文的に見える構成も、最後見たこともない美しさに変貌するのは凄かった。
皆泣き演技上手すぎ😭