別の高校との合併で卒業式の翌日
に取り壊される地方の高校の最後
の2日間を描く。
主演の河合優実さんを中心に様々
な少女たちの目線を通して進んで
いく物語は、
どこか懐かしくどこか切ないよう
な何だか掴みどころのない不思議
な映画でした。
中川駿さんは何気ない会話や表情
の切りとり方が独特で、観賞する
人々を、
作品の中へとどんどん惹き込んで
いく力強さを持っている監督では
ないかと感じました。
出演されている俳優は、若い方々
ばかりですが、自然で素敵な演技
が光りましたが、
引っ込み思案でなかなかクラスに
馴染めない少女を演じた中井友望
さんが印象に残りました。