榎木津

少女は卒業しないの榎木津のレビュー・感想・評価

少女は卒業しない(2023年製作の映画)
3.7
朝井リョウ原作の邦画に外れなし。今作はポスト岩井俊二のような雰囲気映画。卒業式2日前の日常の風景を淡々と描く。4人のヒロインによる4つのオムニバスが交差するんだけれど、事前情報無しに観たせいで最後は絡んでいくんだろうと勝手に期待してしまった。

残念ながら自分を重ねるには記憶が遠すぎたけれど、馴染みの薄い若い役者たちの演技が自然で誰かのプライベートビデオを見せてもらってるような微笑ましさがあった。

ヒロインのひとりは、不適切にもほどがある!の純子。抜擢したくなるのもよく分かった。
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