Yellowman

あの頃輝いていたけれどのYellowmanのレビュー・感想・評価

あの頃輝いていたけれど(2022年製作の映画)
3.8
Netflix Presents 最新作は、「リベンジ・スワップ」が話題だが、こちらも良作。

20年前はドームツアーの人気バンドにいた主人公のヴィンス。今ではすっかり忘れられて、その日暮らしのミュージシャン。まだ、夢を捨て切れず、作曲活動と様々なライブハウスを訪ねるが、どこも相手にされず。ある日、路上で、ヴィンスが1人で演奏していると、ドラムのスティックで即興セッションを始める少年と出会い、それから、ヴィンスとその少年の音楽人生が花開き出す・・・

ありがちな話だが、なぜか掴まれてしまった。ドラムを叩くのが、自閉症の少年スティーブ。アラフォーの主人公ヴィンスの無邪気さや、音楽を通してスティーブもだんだんと心開いて行く。
2人で組んだバンドとして、活動を始め、SNSでも話題になり、少年の母親も理解を示した時に、ヴィンスにかつてのビジネスパートナーから連絡があったりと、どうなる2人?とすっかり引き込まれて、ラストシーンが素晴らしい。このラストシーンの為にあるような映画。良作。
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