このレビューはネタバレを含みます
人生を振り返ったときに、「あそこがターニングポイントだったな」って思う瞬間があったとして、似たようなシチュエーションが目の前に訪れたときに、どう選択するのかって話。
2回目のターニングポイントは、状況が似ているだけで同じではないので、『あの頃』の選択で後悔していても、「これがラストチャンス」と思ったり、「あのときとは違う」と考えて悩むのは自然だなと思う。
ストーリー展開は分かりやすいものの、あんまり大きくない風呂敷を広げて、それすらもあまり上手く畳めていないので、盛り上がりに欠けていた。
でも、主人公のヴィンスが若いときに輝いていたのは、周りから光を当てられていたからで、ラストで輝いていたのは、自分が磨かれているからだってのが分かる表情の違いは良かったかな。