ラピュタん

パリタクシーのラピュタんのレビュー・感想・評価

パリタクシー(2022年製作の映画)
4.1
ほっこりする乗り心地
役者もパリも表情豊か

92歳の乗客の過去には
当然WWⅡがあり、戦後
の時点では何と16歳☀️

彼女の人生の軌跡、戦争が彼女の10代に大きな影と希望を与えたことなどが少しずつ描かれます
最初は不必要なほど硬かった運転手の表情が何て素敵に変化していくのでしょう!

リヌ・ルノー(現在94歳なので本人の実年齢だったんですね❕)、ダニー・ブーン(温かな笑顔のいいおじさん)
そして可憐なアリス・イザーズ
この3人の表情の美しさがいちばんの見どころ でしょう☺️

贅沢にパリの街を借景にして、まるで同じタクシーに同乗しながらお話に聞き入っているかのような
、そんな不思議な観賞ができるのです

⭐️フランス映画らしさは薄めですが、フランス人がある時期にアメリカに憧れ、やがて幻滅し、最近は中国も意識しつつ彼らにトイレを借りる(けれど大ブーイングを受ける)あたりがさらりと重ね合わされていたように思います

⭐️法の精神をいち早く樹立した国ですが、男女平等は比較的新しく(20世紀半ば)達成されたことのようでした

⭐️ルノーさんの瞳の美しさ💚
⭐️タクシーはルノー製、デザイン可愛い
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