一期一会というか
袖振り合うも他生の縁というか
人生って何が起こるか分からなくて
予測がつかないからこそ面白いって思えると
もっと毎日が楽しくなるんかなーと思いつつ
現実はそんなに甘くなくて頑張ってるのにいっぱいいっぱいでちょっとしたことで舌打ちしてしまうような毎日で
金策に追われながら仕事も崖っぷちのシャルルって全然他人事じゃない。
そんなシャルルがたまたま乗せた住み慣れた家を離れて介護施設に入居するために長距離移動するお客さんマドレーヌ。
タクシー運転手からすると『当たり』なお客さんなはずやのに序盤不機嫌で無愛想なシャルルとマドレーヌの会話劇が作品の大半を占める。
会話の中で明らかになる見た目では分からないマドレーヌが歩んできた人生が重くマドレーヌの言葉が深い。
マドレーヌの笑顔がめちゃくちゃキュートでこんなお婆さんになりたいなって思っちゃう。
キュートなお婆さんやけど92歳には見えんくない？って思っていたら撮影当時ほんまに92歳だったそうで…憧れ度倍増！！
『ひとつの怒りでひとつの老い、ひとつの笑顔でひとつ若返る』見習わなければ。
終盤以降の展開は容易に読めてしまってやっぱりね感凄いけどそれを差し引いてもとても良かったけど
邦題ダサすぎなのがとっても残念。
