これはかなり良かった！短気で金もない、ギリギリ人生のタクシー運転手が一人のマダムを老人ホームに送り届けるまでの小さな世界の話なんだけど、そこにはマダムの人生がたっぷり詰まっていた。
16歳で母になり、父である軍人は自国に帰っちゃう…次の男はとんでもない奴で…そんな苦労を聞きながら、マダム・マドレーヌは思い出の地に寄って欲しいと言う…。
人生最後の外食が運転手シャルルとのビストロでの食事。
これがマドレーヌにとってどんなに幸せな時間だったか…今の私の年頃になればわかる！
人の人生を語るには充分だったタクシーでの移動時間。
二人を結び付けてくれたのは会話と寄り道だけ…。
どんなに幸せな人もその幸せは一生続くとは限らない
どんなに不幸な人もその不幸がいつか逆転するかもしれない
もうちょっと生きてみようよ！というメッセージにすら感じられた。
フランスを代表するシャンソン歌手とコメディアンのお2人！！
最高の演技でした(#^^#)
