パリタクシーの午後の山のレビュー・感想・評価

老婦人マドレーヌが回顧する人生があまりにもドラマチックだった。
タクシー運転手のシャルルは無愛想だけれど、とても実直な男だった。
マドレーヌの人生の終盤、シャルルの人生の後半、２人の出会いは２人の人生を彩っていく。映画はシャルルの表情の変化とともに進んだ。
タクシーを走らせるパリの風景が美しく、２人の会話が心地好く、そして感動的なラストを迎える素晴らしいフランス映画だった。