《人生にとんでもない
サプライズが乗り込んできた》
◎82点
監督・脚本: クリスチャン・カリオン。
字幕翻訳: 星加久実。
パリのタクシー運転手・シャルル(ダニー・ブーン)は、人生最大の危機に陥っていた。金なし、休みなし、免停寸前。そんな時に依頼を受けたのは92歳のマダム・マドレーヌ(リーヌ・ルノー)。終活に向かう彼女のお願いは、人生を過ごしたパリでの思い出の地を巡る事。
人生どん底のシャルルは不機嫌そうで、マドレーヌを施設に送ればいいと思っていたのだが、マドレーヌのお願いを聞くうちに段々と和やかになり、最後まで付き合ってくれた。
パリの各地を巡り、マドレーヌの過去を知っていくが、今のマドレーヌからは想像出来ない程の過去の持ち主に、シャルルだけじゃなく、私も驚いた。
素敵な老婦人の驚くべき過去。
人って分からないものですね。
マドレーヌの人生は、激しくて格好良かった✨
46歳の運転手と92歳のマダムのロードムービー。
エッフェル塔、シャンゼリゼ通り、凱旋門など、マドレーヌの思い出が詰まった場所で思い出話を聞くシャルル。
劇伴も良く、旅気分も味わえる良作。
最初は運転手と乗客だったのに、最後には友のように、座席も後部座席から助手席へ。
そして、マドレーヌからシャルルへのサプライズが素敵だった。
予想はついたけど、いい✨
マドレーヌの台詞で印象的だったのは、「ひとつの怒りでひとつ老け、ひとつの笑顔でひとつ若返る」
実践しようと思います😊
シャルル役は、フランスを代表する大人気コメディアンのダニー・ブーン。
マドレーヌ役は、最もキャリアの長いシャンソン歌手のリーヌ・ルノー。94歳のルノーは92歳のマドレーヌを演じている。
ブーンとルノーは、実生活でも親交が深いそうです。
素敵な映画でした✨
観客 1階席 2人+?、2階席 3人
劇場鑑賞数 #111
2023鑑賞数 #122