マットトリガーパラディン

パリタクシーのマットトリガーパラディンのレビュー・感想・評価

パリタクシー(2022年製作の映画)
4.0

免停まで後2点の崖っぷちなタクシー運転手が老人ホーム行きを決意したお婆さんを客にパリを走り回るロードムービー
夫だった男性へのDV、カメラマンとして戦場の写真を撮りに行っていた息子が亡くなった重い過去が原因でフェミニストになったお婆さんですが男性に奢って貰おうとは思わず自分がお金を出すという姿勢
タクシー運転手を男性だからと言って決して差別しない良心的な女性として描かれたのが好印象
日本でフェミニストと名乗る人にこう言う人は余りいないだろうな
それどころかタクシー運転手家族の幸せまで祈って自身の自宅を売ったお金をあげる聖人でした(泣)
タクシー運転手の人物像が現代社会を必死に生きる人間に当てはまるキャラクターなので
人生に疲れたり、行き詰まったりした時に見ると1番刺さる良作です。
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