劇場2023-65 DENKIKAN
インスペクション=検査
本作においては「銃の」検査。
ゲイである事により、それを受け入れられない母と不仲になり16歳で家を出て、10年ほどストリートをねぐらにしていたらしい青年が一念発起して海兵隊に入って自分を変革しようとする話。
そんな思いで入った海兵隊で、待ち受けていたのは強烈なシゴキと偏見とイジメ、、、まぁ教官はメチャクチャだし、同僚の偏見もメチャメチャ!
それらを跳ね除け、、、とまぁ話としてはよく見かけるお話。なれど、、、
昨今の映画としては比較的短い上映時間の中にこれらの要素を徹底的に詰め込み、ただ詰め込むだけでなく、そこはかとなく美しく、痛み、悲しみ、居場所のない苦しみを表現している。染みるなぁ、、、
ラストは、ちょっと想像を超えてくる。心が暖かくなったり、サーっと血の気が引いたり、そんでもってまた暖かくなったり、、、
うん、良い映画でした。