あまのうずめ

インスペクション ここで生きるのあまのうずめのレビュー・感想・評価

2.3
2005年ニュージャージー州トレントン。ホームレスのエリス・フレンチは実家を訪ね、海兵隊入隊の為出生証明書がいると話す。渋々家に入れてもらうと母は証明書に対する思いを語った。入隊し3ヶ月間の戦闘訓練を受ける。


▶︎エレガンス・プラットンの長編デビュー作で自伝に基づく物語。A24が製作している。

全てが中途半端で伝わり難い内容だった。何故母親に虐げられるのか、何故海兵隊だったのかが弱い。訓練がキツいのもそもそも「海兵隊」だしアフガニスタン任務が待っているのに動機も曖昧。

結局同性愛者の息子がクリスチャンの母に理解されない辛さ、訓練でハブられたことに注力していて、他の同性愛者モノや軍モノに比べても散漫とした印象しかない。しかも皆決定的に演技力がない。

ただ長編デビュー作でもあるし、この程度でもA24が製作を叶えたことの意義はあったと思った。次作に期待したい。