エリオット

お吟さま 4Kデジタルリマスター版のエリオットのレビュー・感想・評価

3.9
2021年の東京国際映画祭で4K修復版が上映されたらしく、それがJAIHOで配信されていたのを鑑賞

田中絹代がどれだけ当時の映画界で大物だったかが伺い知れるセット美術、衣装、そして俳優陣の豪華さで、かつ、構図がいちいち決まりすぎてて巨匠感が凄く漂う堂々たる作品

有馬稲子演じるお吟さまが妻子ある仲代達矢演じる高山右近に対する許されぬ愛を一途に貫き誇りに殉じるだけの単純な物語なのでメリハリには欠けるが、絢爛たる映像を見ているだけで満足

途中わずかなシーンだが愛を貫いて処刑場に連れて行かれる岸惠子の表情が忘れ難い
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