らんらん

彼女の發言のらんらんのレビュー・感想・評価

彼女の發言(1946年製作の映画)
3.5
2組の夫婦が喧嘩しちゃって仲直りするまでの小話
田中絹代、佐分利信、高田浩吉、水の江瀧子らによる群像劇

【あらすじ】
岡村文子はとある会社の社長をしています
ですが子供はみんな女の子の3人姉妹だったので、それぞれの相手を自分の会社の社員から見繕ってくっ付けていました

長女初子(田中絹代)には佐分利信を婿にあてがい
次女和子(水の江瀧子)は高田浩吉の元に嫁がせます
三女正子(星美千子)にも同じように社員との縁談を画策中

長女&次女ともに旦那に不満があって、いつも帰りが遅い!愛情が感じられない!とか男らしくない!ねちねちしつこいのよ!とか愚痴を言い合っています
いずれも社長(岡村文子)の娘さんなので旦那さん達は尻に敷かれています

そして遂に次女が夫婦喧嘩の末実家に帰ってしまう、さらには長女の娘が食中毒かなんかで倒れちゃう
でも次女の旦那は迎えに来ないし、長女の旦那は飲み歩いていて帰ってこないし、、、いよいよ家庭のピンチ!

【感想】
普通に戦前の松竹映画と思って見てたんだけど、戦後のだったのか
どうりで軍国主義批判みたいな台詞があって、大丈夫なの?とか思っちゃったもん

今回思ったのは、、、高田浩吉イケメン!水の江瀧子が麗しい!
特に水の江瀧子が新鮮だった、今までは名前は知ってるけどくらいの認識しかなかった
なんか声がハスキーで独特、キリッとした姿とマッチして印象に残った

田中絹代や佐分利信、岡村文子なんかは見慣れていて安定の演技って感じか

ところで、、、このタイトル
「彼女の発言」って何なんだろう?って思って見てたんだけど、見終わってもわからず
彼女って誰よ、発言てどの発言よ?
普通に考えたら田中絹代なんだろうけど、うーーん
印象に残ったのは佐分利信に対しての「ノロマ」発言だけど違うだろうなぁ
らんらん

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