HAYATO

アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~のHAYATOのレビュー・感想・評価

3.7
2024年162本目
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予告が1億2,500万回以上再生されて話題となったロマンスコメディ
40歳のシングルマザーであるソレーヌは、10代の娘の付き添いで野外音楽フェスへ赴くと、そこで人気ボーイズバンド「オーガスト・ムーン」でリードボーカルを務める24歳のヘイズ・キャンベルと運命的な出会いを果たす。一気に恋が燃え上がるソレーヌとヘイズだったが、順風満帆な日々は長くは続かない。スーパースターとして常にスポットライトを浴びるヘイズとの交際は、ソレーヌにとっては予想以上に厳しいもので……。
監督は、『タミー・フェイの瞳』のマイケル・ショウォルター。
主人公・ソレーヌ役を務めるのは、オスカー女優・アン・ハサウェイ。本作ではプロデューサーも兼任。ヘイズ役には、『赤と白とロイヤルブルー』のニコラス・ガリツェン。その他、『ヴェノム』シリーズのリード・スコット、『バッド・ママ』のアニー・マモロー、『イン・ザ・ダーク』のペリー・マットフェルド、『マスターズ・オブ・ザ・エアー』のエラ・ルービンらが出演。
原作は、ロビン・リー著のファンフィクション小説。オーガスト・ムーンはワン・ダイレクション、ヘイズ・キャンベルはハリー・スタイルズをモデルにしている。実際に1D の代表曲を手掛けたサヴァン・コテチャが音楽を担当しているので、劇中でオーガスト・ムーンが披露する楽曲も1Dっぽさマシマシ。超イケメンのニコラス・ガリツェンらによるライブパフォーマンスは想像以上に本格的でカッコよかった。
偶然のきっかけでセレブと出会い惹かれ合っていく展開は、『ローマの休日』や『ノッティングヒルの恋人』などの系譜を継ぐド定番だが、一筋縄でいかないのがソレーヌとヘイズが16歳も歳が離れているところ。現実世界で考えたらなかなかハードルが高いものの、ソレーヌ役がアン・ハサウェイであるからこその納得感がある。それにしても20年近く見た目が変わらないアン・ハサウェイのプロ意識は改めて驚異的。
超ホットなポップスターとプライベートジェットで世界を旅することになったソレーヌ。ライブ中に目線で合図を送られるなんて、推し活に励む誰もが夢見ることではないだろうか。順風満帆、幸せオーラダラダラの2人だったが、ヘイズのグループメンバーと取り巻きの女性からの辛辣な言葉に傷ついたり、マスコミに娘共々追い回されたりと、さまざまな壁が立ちはだかるので、2人の運命がどうなるのか最後まで目が離せない。
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