Eirain

大名倒産のEirainのレビュー・感想・評価

大名倒産(2023年製作の映画)
2.6
行きつけのゲオで100円レンタルキャンペーンが開催されていたので、普段進んで観ないような作品をチョイス。たまにはこういう気分転換も良い。

越後・丹⽣⼭藩で、塩引鮭造りを生業とする間垣家の一人息子・小四郎。なんと彼は、徳川の血を引く丹⽣⼭藩現藩主の子息だった!衝撃的な事実を告げられ、驚く間もなく城に連れていかれる小四郎に更なる衝撃。現藩主である実父・一狐斎は、小四郎を次期藩主にしてそそくさと隠居。更に、丹⽣⼭藩には25万両(約100億円)もの借金が!?困り果てる小四郎に一狐斎は、「大名倒産」をして借金を踏み倒すように命じるが―――。

「笑いと寒々しさの狭間で―――。」・・・や、だいぶ寒々しさ寄りだったかな。ポップなタッチのコメディ時代劇というのは予想どおりだったのだが、ポップを通り越してただ安っぽい。合間に「現代で言うと○○」みたいなナレーションが入るのだが、これがまあテレビ番組感が凄くて安っぽさを助長するわ、ちょい役くらいかと思っていた高田延彦がそこそこ重要なサブで、残念な演技を見せつけてくるわ、病弱兄の短歌も"うつけ"兄のラブロマンスも(...etc)・・・おおぉぉ寒い寒い。。。いやもう、映画開始して「ラストシーンはエンドロールの後にあるよ!」ってわざわざ知らせてきた時点で「ああ"そういう向け"の映画なんだな」ってね(偏見)。

とまあ文句たらたら垂れ流してしまったが、全く面白くなかったわけでもなく、気軽に流して楽しめた。
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