ひろゆき

さすらいのボンボンキャンディのひろゆきのレビュー・感想・評価

-
銀幕短評(#683)

「さすらいのボンボンキャンディ」
2022年、日本。1時間54分。

総合評価 マイナス5点。

けっこうエッチな映画だと聞き知って観たのですが、あまりのつまらなさに 4分の1くらいのところでリタイアしました。能書きでいうところの「体当たり演技」というのは、たかが知れていますね。露出度も低いし。レンタル代を返せとはいわないけれど、投じた時間を返せともいわないけれど、ひとまず監督は目の前に来て土下座で謝ってほしい。


(おまけ)

「わたしはいかに いいねを押されるか」

ここで “おまけ”、というのは、わたしの使う専門用語で、ひさしぶりに書くので何のことだか わからない読者もおられるでしょうが、わからなくても何の痛痒も感じないでしょうが、わたしの映画感想文に端を発したり発しなかったり、つまり理由はどうあれ、そのときに書きたい雑文を書いてわたしが自己満足する、というものです。で、効果としては、書いたわたしがすっきりします。

今回は表題「わたしはいかに いいねを押されるか」について書くこととします。関連おまけとしては、まえに「わたしは、ダニエル・ブレイク」の回で書いた 禁断のテーマ「いいね」と「僕はイエス様がきらい」で書いた、わたしはいかに「いいね」を押すか、がありますが、これらにあらかじめ目をとおしてくださること、つまり予習は、特段 必要がありません(が、流れとしては 読んでいただいたほうが より楽しめるかもしれません)。

以前の二題では、じぶんがひとの感想文にいいねを押す場合を想定したのですが(いわば能動的いいね)、今回は押される立場(受動的いいね)を考えてみます。もうウズウズして さきに答えをいいますが、受動的いいねの数は、じぶんのフォロワー(つまりフォローしてくださる方)の数とは比例関係にありません。経済学でいうところの「限界効用逓減の法則」になぞらえて、「限界いいね逓減の法則」と呼ぶべき現象が 世に成り立っています。たとえばフォロワー数100人のときのだいたい平均の受動的いいね数が50だとして、フォロワー数が倍の200人に増えた時の受動いいねは 倍の100ではなく せいぜい75程度にとどまるのです。ね、共感なさるでしょう? でしょう?

この現象はわたしの実体験にもとづいて導き出されたものですが、「~、ダニエル・ブレイク」の回のおまけで、わたしの理想のフォロワーさん数は83だと申しました(あまり数が多いとばかに見えるから)。この時点でのフォロワーさん数は当然手元に控えていませんが、同回次のいま時点での受動いいね数は70です。わたしの記憶では、それほどフォロワーさん数が多くないとき(つまりむかし)は、毎回だいたい60くらいの受動いいねがありました。

しかし、なぜかフォロワーさん数が増えて いまはほぼ500人に達しているのですが(本当にばかに見えますね)、受動いいねは逆に30から40程度に大きくダウンしています。これはおもしろい、と おもしろくない映画を観ながら わたしは考えました。

思うに、なにごとも劣化するし、それを回避できないのです。500人というカウンタ数があっても、そのうちアクティブな(つまり定期的にフィルマにアクセスしアクションする)ひとはどんどん減っていくのです。体感としては、実数の10%程度がアクティブなアカウント(フォロワー)数ではないでしょうか。世のみなさんは、映画はさておき 女の子とボーリングやカラオケを楽しんでいるのです。

これとおなじことが、フォローする側(積極的いいねを押すひと)についてもいえます。じぶんからのフォロー数を増やさずに放っておくと、じぶんのタイムラインに表示される投稿数が目に見えて減ってきます。やはり、実数の10%くらいがアクティブなかたなのではないでしょうか。この現象に気づいてから、わたしはじぶんがフォローするひとを急速に増やし、ほぼ倍の約200人としています。それでもタイムラインがさびしい気がしますが、ウマの合う投稿者のかたを見つけるのもなかなかむずかしく(やり方はこんど伝授しますね)、タイムラインのもの寂しさが拭えません。

ここまで書いて それはそれでけっこう面倒だったのですが(読んでくださったかたは もっと面倒でしたが)、ついでに徒然なるままに わたしのこれまでの受動いいねランキングをリストしてみます。100以上の感想文を新しいものから順に並べます。

トップガン マーヴェリック 111
テネット 113
ビューティー・インサイド 106
1917 102
ジョジョ・ラビット 100
パラサイト 102
ジョーカー 134
ワンス アポンアタイム イン ハリウッド 110
トイ・ストーリー4 104
グリーンブック 123
ファースト・マン 120
ボヘミアン・ラプソディ 117
ブリグズビー・ベア 145

わかったことはですね、封切り直後で観た映画(つまり時機を得たフレッシュな映画の感想文)は受動いいねが多いということです。あとは がんばっておまけを書いた回次もけっこう多い。これは ありがたいことです。


今回のキーワードとしては、アクティブ(活発)とフレッシュ(新鮮)が いいねの押したり押されたりする数に大きくかかわっているということです。このふたつを持ち帰ってください。

まあ ここはどうでもいい話しですけどね。ほんとうは、なにごとも量より質ですね。その話しはまたこんどします。どうも ありがとうございました。
ひろゆき

ひろゆき