このレビューはネタバレを含みます
もったいない映画だな
みんなポスターとかクチコミのせいで期待値高くなってるし、どんでん返しって知ってるから予想ついちゃったって人多いからな
まあでも低予算といいつつクオリティはそこまで低くないし、演技も大袈裟ながらも棒読みとかより全然いいなと思う
やっぱり笑いの入れ方が演劇だな
大真面目なのに流れやシチュエーションで笑ってしまうという
明確なボケではない演劇の笑い結構すき
結局佐久間も、お父さんも復讐が成功したところで今までの自分や、娘が死んだことが救われる訳では無いしむしろ自分の罪悪感に襲われてしまう
復讐でスッキリすることは無いのだろうし残るのは苦しさだけだろうな
でもそれが分かりつつカタルシスを感じてしまうようなラストならもっと好きだったかも
もやもやした状況で終わるのはいいのだけど復讐の成功の時点ですらカタルシスを感じれないからな
佐久間が人を殺したことやお父さんが復讐を成功させたことにカタルシスを感じてしまうという人間の負の部分というか最低な部分を突きつけられるような作品になりえていた思うけど、まあそこは多分人の好みなのかな
