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フィリピンパブ嬢の社会学のhrtk5150のレビュー・感想・評価

フィリピンパブ嬢の社会学(2023年製作の映画)
3.3
予告で興味が湧き、それなりに土地勘のある春日井市が舞台ということで大変楽しみにしていました。原作未読。予告編ままのほっこりとする雰囲気の作品でイメージのとおり楽しめました。タイトルにあるような日本への出稼ぎについての深掘りはなく、あくまで主人公の前田航基と一宮レイゼルの恋愛を軸に描いている(実話に基づくストーリーだそう)。個人的には80年代に全盛を極めた「ジャパゆきさん」を掘り下げた上での展開を期待していました。円が弱くなった日本へ技術研修制度以外で出稼ぎにくるケースは激減、逆に日本の優秀な人材が海外へと流出することも多い現在。バブル当時、後進国だったアジア各国の人々を消費し続けた時代のツケでしょうかね。例えばそんな皮肉が込められていたら作品にも深みが増したのかなと感じました。テンポもイマイチで
115分が少々長く感じましたが、春日井の街並みや演者の皆さんがとても微笑ましかったです。特に津田治と近豚芳正のおじさん2人がアクセントとして効きまくりでした。そしてフィリピンパブに行ってみたくなった。よし行ってみよう!
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