雨宮はな

近江商人、走る!の雨宮はなのレビュー・感想・評価

近江商人、走る!(2022年製作の映画)
4.0
くらちゃん、これからは幸せに生きろよ。
インディーズ映画とは思えないまとまりの良さ。
驚くような演出にも、しっかりバッチリ意味がある!

ゴリゴリの時代劇が好きな人からすれば「なんじゃこりゃ」となってしまうかもしれない。
けれど、『銀魂』などの過去の要素をさらった漫画が好きな人なら、その実写化としてとても面白く観られると思う。
あくまでこれは歴史や方法、時代劇やキャストに興味を持つキッカケになる作品。
あちこちへの橋渡しとなる、重要な作品のように思える。

物語を盛り上げようとして挿入されがちなヒロインの顔ありきのやっすい色恋が無いので、とても観やすくて嬉しかった。

一か月で上映が終わっていいような作品じゃないので、春休み映画が始まるまでは映画館に頑張ってほしかった。

ただ、近江商人が走ってるかと聞かれると、そんなに走ってはいない。
ついでに、主人公の少年時代と成長後の人物像が変わりすぎていて、そこは違和感を持った。
雨宮はな

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