このレビューはネタバレを含みます
原題は「Dali Land」
名優ベン・キングズレーが20世紀を代表する天才芸術家サルバドール・ダリを演じ、その奇想天外な人生を描いた伝記映画。
普通の伝記物かと思ったら晩年のニューヨーク滞在、スペイン時代を一時期ダリをサポートした画廊の若手ジェームス目線で描くダリと妻のガラ
まさに原題どおり一瞬ダリの頭の中DaliLandに迷い込んだようなぶっ飛んだダリの世界を味わえる。
前半のニューヨーク滞在時代のパーティ三昧な生活だけだとつまらないなぁと思って見てたが、ガラとのなりそめを挟み、晩年のスペイン居住時代になると華やかなダリに隠された強烈な寂しさ侘しさも伝わってきた。
ベン・キングスレーのダリはちょっと線が太いけどぶっ飛んだ感じが見てるうちにだんだんダリに見えてきた。
契約の問題(金で折り合わなかった?)で肝心のサルバトーレ・ダリの作品が出てこなかったのが残念…