えりんこ

名もなき人々の戦争のえりんこのレビュー・感想・評価

名もなき人々の戦争(2021年製作の映画)
4.0
日本は敗戦国(つまり連合国からみて加害国)なのに、なぜ被害者意識しかないのか、その理由を説明した映画にみえる。(世界に納得していただけるかどうかはわからないけど。ドイツは未だに反省モード全開を知った今、どうしても対比してしまう。)国民全員が軍部の扇動の下にあった、と。戦況が厳しくなって金属集めるのも、PTAでベルマーク集めるのも、変わらない国民性なのかもしれないね。そして民主主義教育の始まり。一番良かったのは、開国の際に、「文化も言語もバラバラな民衆を一つにするにはどうすればいいか?」ってところ。サラッと言ってたけど超大事なところ。この時、使えそうな札が天皇しかなかったんだね。
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