さみわん

泥の子と狭い家の物語のさみわんのレビュー・感想・評価

泥の子と狭い家の物語(2022年製作の映画)
3.7
危うい綱渡りによって保たれていた家族が、招き入れた一人の女性により崩壊していく。当たり前の様に続くと思っていた日常は本当はとても脆いもの。失って初めて気付くものだった。ヒトコワの要素とオカルト要素の混ざった作品だが、同時に家族を見つめ直す作品でもある。

こういった家族を扱う作品を観ることは、家族の違う立場を覗き見れる点が、良かったりする。本作の家族もお互いが少し思い遣りを持っていればこんな事態は防げただろう。思いやりで世界は変わる。今ある幸せにしっかり感謝して生きたい。

★介護疲れ等の要素あり
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