早希崎蓮

プー あくまのくまさんの早希崎蓮のネタバレレビュー・内容・結末

プー あくまのくまさん(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

公開初日のレイトショーにて鑑賞。
ぷーさん間違いをしているとは思いませんが、カップルや若い女友達と観にきているお客さんもチラホラ。
結構埋まってました。

ハチミツにはもう飽きた!のキャッチコピーで、じゃあ何に興味を持ったのか!
人間を殺すことですね。

冒頭、クリストファーロビンとプー達がどういう関係なのか、どうして今回のように変貌してしまったのかを、アニメーションで解説してくれます。
こんな感じで進むのか?と心配しましたが、大丈夫です。
しっかりホラー、グロ描写、あります。

ネタバレになりますが、登場人物はほぼ死にます。

医者になるために、100エーカーの森を離れたロビンは彼女(奥さん)を連れて、自分の子供の頃の思い出を見て欲しいと訪れます。
が、なんだか雰囲気が…。
そんな時、彼女が、ピグレットに捕まり、顔をメタメタにされます。
俺が守ってあげるからと言っていたロビンは、フリを綺麗に回収し、叫んでピグレットに懇願するだけ。
その後、プーとピグレットに引きづられて拉致られます。
このシーンは、なぜかアニメーションです。
100エーカーの森は危険だ、バラバラ死体が見つかった、などの記事が映し出され、やっとタイトルです。
BLOOD & HONEY 血とハチミツが好きなのね。

話は変わって、ある女性がストーカーされていたようで、カウンセリングを受けています。気分転換したほうが良いと勧められて、友達6人で森の貸別荘らしきところに行きます。
遅刻魔の一人は遅れてくるのですが、道に迷って100エーカーの森に来てしまい、捕まってしまいます。
貸別荘でくつろぐ中、インスタ大好き、パリピな一人が屋外のプールで写真を撮っていると、怪しい影が映り込みます。
不安になっているのも束の間、後ろから口鼻を押さえられ気絶、気づいたら手足を縛られ道にうつ伏せにされており、ピグレットに抑えられながら、プーの運転する車で頭をグチャ!
悲鳴に気づいた4人が駆け寄り、窓に描かれた GET OUTの文字を見て驚愕。
室内プールで一人ヤラレ、一人拉致られます。
後をつけてやっつけようとしますが、他にも監禁されている女性を発見し、救出。
ボコボコに殴られた自分の顔を見て、ピグレットへの怒り爆発!
ピグレットを挑発して、助けてくれた女性から奪った銃で対峙しようとしますが、肝心な時に球がでず、ヤラレてしまいます。
その後、監禁されていたロビンを見つけ、一緒に脱出しようとしますが、先に行けと言われ、ロビンをおいて逃げます。
その間に、一人の女がピグレットを捕まえて、今までやられた人の怒りをハンマーに込めてぶちのめしています。
そこにプール登場。
首をつがんで柱に持ち上げながら押し付けたかと思うと、口に剣くらいあるナイフをグサ!
残った二人は必死で逃げ、通りすがりの車に助けを求めます。
4人の男性は歳はとってますが、腕っぷしには自信があるのかプーに立ち向かいます。
ある程度、プーは攻撃を受けた後、反撃開始、怪力で男達はグチャグチャ、逃げた一人には、蜂攻撃をお見舞いします。
車に逃げ込んでいた二人は、プーに突進して轢き殺そうとしますが、どうやったのか荷台に乗り込み車を止めようとします。
メガネの友人が車から引っり下ろされ、首をへし折られ、フロントガラスに投げつけます。
パニックになり、車から引きずり下ろされ、ナイフでやられそうになった瞬間に、救世主ロビンが車で突進し、プーを車に挟んで倒します。
これで終わりかと思いきや、無敵なプーは女性を捕まえ、殺そうとします。
ロビンが、俺を殺せば良いじゃ無いか、もうやめようと必死に伝えますが、プーの初めての声、「お前は去った」の一言で女の首を掻き切って殺します。
どうしようもないと考えたのかは分かりませんが、ロビンは必死で逃げ出します。
その間もプーはナイフを何度も何度も頭に突き刺し怒りを露わにしているシーンで終わります。

ガソリンが漏れているシーンを意味ありげに映すので、爆発にプーが巻き込まれて二人は助かりましたで終わるかなと思いましたが、プーの強さを強調するだけの背中で爆破だけでした。

パッピーエンドはないかなと思っていましたが、この終わり方は想定外でした。

あくまのくまさんでも、殺しちゃうのは多方面からクレームが入るからなのでしょうか?

ツッコミどころは多々ありましたが、サクッと爽快に楽しめました。
プーの涙はハチミツかな?
早希崎蓮

早希崎蓮