ふっくー

プー あくまのくまさんのふっくーのレビュー・感想・評価

プー あくまのくまさん(2023年製作の映画)
3.0
最近コナン映画のレビューが続いていたので、今回はどの「俺は高校生探偵工藤新一」をみようかしら、、、と思っていたらこんな映画ですいません笑。

クリストファーロビンが去って数年後、100エーカーの森で、食べ物に飢えたプーとピグレットが野生化し凶暴な殺人鬼となって自分達を捨てて去ったクリストファーロビンに復讐するというなんとも言えない設定が話題を呼んだ問題作。
著作権が切れたタイミングで作られた超低予算Z級ホラー。
あまりの低予算でチープな演出と、字幕で見ていてもわかってしまうくらい出演者達の三流芝居が、90年代のスプラッターブームに腐るほど制作されていたZ級映画のあの時代を思い出させてくれて、もはや笑える。


捕まってしまったのなら、逃げればいいのに、殺人鬼に向かっていくアホ、捕まって殺されてしまう仲間を遠くから(いや、見える位置だぞあそこは)見て見つかるアホ、そして早々に捕まってしまうクリストファーロビンを尻目に全く関係のない女子達をひたすら殺戮をする構図がとっ散らかりすぎ。

プーもピグレットもどう見ても被り物をしたガタイの良いオッチャンなのはツッコミしてはいけない笑

復讐に燃えるプーvsそいつらを黙らせるクリストファーロビン
というスプラッターアクションを期待していたのにwwww
続編ありきの終わり方で、随分強気な制作サイドは、これからも著作権が切れた「色んな方達」をホラーにし、ユニバース化するのを狙っているのだとか笑。

最近質の良いブラムハウス産のホラー映画を見慣れているせいか、より一層チープ感が浮き彫りになった感はあるけれど、ホラー映画って昔はこんなんだったよ。お菓子とコーラ片手にながらで観るには最高の娯楽映画ですよ笑
ふっくー

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