「わからない」という答えに重みが増すのは70歳超えてからだったか。
幸せなようにはとても見えなかったけど、その土地に根付く一種の諦念というか、それ以外を知らないというか。
そういう国家としての停滞を招く恐れとか社会主義の手が回らない部分があったから上映禁止してたってことかね。
森の中に住んでいてもロケットの仕組みを知る老人もいれば、皮肉混じりの夢みたいな人形世界を作り出す老人もいてそれぞれの小宇宙。
全然違うけどアニエス・ヴァルダの『落穂拾い』観た時みたいな人間感覚に陥った。
本当モノクロは時を旅する魔法だ。
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