パピワン

ヴィーガンズ・ハムのパピワンのレビュー・感想・評価

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)
3.8
「くらえっ!Vパワー!!」
「このワイン、シャトーアウシュビッツに改名すべきですよ」
「俺達でぇッ!神戸ヴィーガンを作ろうッ!」

くだらねぇ仕事終わりっ!!
疲れてヘトヘトな身体にブラックユーモア、明るいグロなカニバリズムを注入っ!!
活力が!笑いが!感情が蘇るっ!!
これが…Vパワー…ッ!!
87分と仕事終わりでも見やすい短さの明るいブラックコメディ😊
いちいちワードセンスが面白い笑
フランス映画のクセにやるじゃねぇか!

あらすじ!!
夫婦で肉屋を営むヴィンセントとソフィー。
2人の店は突如として覆面ヴィーガン集団に襲われ、Vパワーの犠牲に…ッ!!
怒ったヴィンセントは、ヴィーガンの1人を追いかけマスクを剥ぎ取るも逃してしまう…

ある日、2人は知人の肉屋に商売マウントを取られるわ、夫婦関係自体が冷めつつあったことも重なり、帰りの車内の雰囲気は微妙で気まずいもの…
そんな時にヴィンセントが気づく!
後方を走っているチャリ乗りが店を襲ったヴィーガンだと!
車を急制止し、仕返しを考えたヴィンセント!

すると、ガリガリとイヤーな音が…
後方にいたヴィーガンは車に巻き込まれて死んでしまう…
警察に通報しようとするも、ソフィーがそんなことしたら捕まると拒否!
なんやかんやとヴィンセントとソフィーは自分の肉屋に死体を持ち帰ることに…

ヴィンセントは死体に苛立ちをブツけるようにキレイに解体処理!
朝、ヴィンセントが目を覚ますと肉屋はソフィーの手により開店済み。
そしてヴィンセントは気づく!昨日の死体がない事に!
そう!ソフィーはキレイに解体処理された肉を人肉と気づかぬまま売ってしまっていたのだ!!

するとどういうことでしょう!
そのヴィーガンお肉は街の住民に大好評!!
ヴィンセントとソフィーはそのお肉をイラン豚と嘘をつき完売してしまう。
お店の売り上げに味を占めたソフィーは、ヴィーガンを殺害し売りさばこうと考える。
ノリ気ではないヴィンセント…
しかし、タガが外れたらそれはもう坂道を転がるがごとく…

はたして、ヴィーガンの人肉を売り捌く肉屋夫婦はどうなってしまうのか!?
人肉を食べたら、なんか障害が出るんじゃなかったけ!!?と思いつつも、ストーリーはブラックコメディたっぷりに展開ー!!

てきなーーお話し!!
ワードセンスと会話が面白い、これだけで一見の価値があるわ😊
なんなんだよ、Vパワーとか神戸ヴィーガンとか…
頭おかしいんじゃねぇか?(褒め言葉

話自体もテンポ良くて見やすい、ヴィーガンやら肌の色やらをとことんバカにしまくる全方向ケンカ売買スタイルの映画!
もう一度言うが、これがフランス映画とはたまげたもんだ…
フランス映画といえば、お上品すぎる雰囲気映画かとことん変態映画の二極化のイメージだったけど、この映画に関しては完全に後者な映画!
カニバリズムだけど、雰囲気が明るくテンポの良いコメディタッチで進むので好きな人はぜひぜひー!

以上!!
この映画見た後に、肉野菜炒めを食い、案外微妙な気持ちになったパピワンでしたー!!
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