田中太郎

ヴィーガンズ・ハムの田中太郎のレビュー・感想・評価

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)
3.8
多くの人に好かれそうでもあり、嫌われそうでもある映画。

ヴィーガンを殺して肉を売る。狂った夫婦のホラーコメディ。
かなり明るい人殺し映画。もうめちゃくちゃ。がしかし映し方や描き方が素晴らしいので不快感があまりない。

"あくまで映画"という言葉では片付けられないくらい差別と偏見で満ち溢れているが、逆にここまで振り切っていると気持ちがいい。

「黒人の肉は旨そう」「太っている奴の肉は神戸牛」「女は食わない」

肉屋である夫婦が放つ一言であるからこそ、それっぽく聞こえてしまうのが憎い。(肉だけに)

見ている時終始ニヤニヤしてしまう映画だった。ラストのセリフも好き。
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[脚本面]☆☆☆
[映像面]☆☆☆☆
[ストーリー性]☆☆
[オススメ度]☆☆☆☆
田中太郎

田中太郎