テンポが良すぎて冒頭15分に面白い部分が凝縮されていた。
妻は終盤までほぼサイコだが夫の方には困惑や葛藤があり、人間らしい心理の描写なのかもしれないが結局その場の怒りに背を押されるだけなので浅いし、もう少し削った方がコメディとしては楽しめた。
それか過激派ヴィーガンの心無い罵倒や経営の逼迫などに追い詰められるような描写があれば、夫婦側の衝動も一理あると思えてまた違った魅力があったかなと思う。
同業の友人夫婦のキャラが濃すぎてノイズだったのもマイナス。ナチュラルな差別主義や拝金主義は笑いにもなるが、ちょっと大袈裟でしつこく感じられた。主人公夫婦が充分ぶっ飛んでるので周りは引き立たせてくれるくらいの味付けが丁度良い。