パン泥棒

ヴィーガンズ・ハムのパン泥棒のネタバレレビュー・内容・結末

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

カニバリズムが題材の作品。

精肉店を営む夫婦がある日、ヴィーガンの過激な活動家たちにお店を襲撃されてしまう。
売れ行きも夫婦仲もいまひとつだった日常に突然起きた悲劇。それをきっかけにこれまでの人生が一変する。

まず抱いた感想は…
よくこの映画が出せたなぁ〜です😂(笑)
現実にも過激なヴィーガン活動化はいますし、過激でなくともヴィーガンの方々は大勢いるわけで…ブラックユーモアでは収まらない反感を買いそうな内容なのに…と、関心すらしました(笑)

妻の悪魔のささやきが本当に恐ろしく、殺人ではなく狩猟。本当にそんな感覚で娘の彼氏や子供相手でも迷いなく捕らえようとする思考が本当に鬼畜でサイコパスでした!
裁判の最後の一言までそれがよく表れてました!

一方で、夫の方は良心の呵責がまだ残っていて躊躇いや戸惑いが見え、モラルが垣間見る。
これが実話でなく本当に良かったと思いますが、劇中に出てくるサイコパスな殺人犯たちに影響を受けたり、また最後はそこで語られる側になったりと問題作ながら見応えのある脚本だったと思いました!
パン泥棒

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