関東大震災後、流言蜚語の社会不安により朝鮮人と間違われた讃岐の行商達が殺害された事件。
戦後とはいえ全体主義が色濃く、差別を当然と思っている描写など、震災が起きるまでが長かった。
だからこそ、1人の疑いが群衆に波及するスピードは早く、口火を切った後は止められない。
間違えて殺したのが日本人だったから事件になったけれど、本当だったら英雄になったんだろう。この騒ぎに便乗して主義の異なる日本人が殺害されたのも悲劇。
今も匿名性の下で竹槍を刺してるのは変わらない。
東出昌大が、妙に色気が出てて良かった。