超絶面白かった。
まず画面がとにかくリッチ。別に予算が潤沢な映画とは思えんのだが、大正時代の田舎描写が綺麗で、絵としてキマってて、安っぽさが全く感じられん。
後半の、船着場から神社経由しての茶屋の一連の流れ、めっちゃ興奮した。
で、それに負けん役者陣。全員ツラ構えが良すぎる。田中麗奈イイ女すぎんだろ。
虐殺自体も怖いが、そこに至る問答が怖すぎた。もう何を言おうが勝手な理屈こねられて聞いてもらえない感じ。
あと、相手に何かを強制的に言わされる事、本当に屈辱的なんだなと思った。学校の先生で、生徒に「もうしません」みたいな事を無理矢理言わせる人いるが、あれはぜってー間違ってると分かった。
コロナ禍突入直後の様々な事を思い出すに、100年後だろうが、人間不安になると何しでかすか分からん。
俺も、トイレットペーパーが無くなるってデマで店からトイレットペーパーが消えた時、本気で不安になったもんな。
ウンコが拭けないってレベルの不安だってパニくるのに(ウォシュレットもあると言うのに!)、自分が襲われるかもって話になったら、本当に正気でいられるのだろうかと考えた。
難しいけど、こうやって色んな過去の出来事を知って、繰り返さないゾと強く思い続ける事が大切なのかなあ。
