ドキュメンタリーを含め、この手の作品は基本的に映画館では観ないのですが、とある雑誌での森達也監督と東出昌大氏の対談記事【善悪二元論では描きたくなかった】が興味深かったので、急遽方針変更。平日午前中にも関わらず結構な客入りで正直ビックリ。
観客の熱量も凄いがフィルマのレビューも熱いねぇ。。
皆さんがあんまり熱いんで、アタシはあえて沸点の低いレビューを抜き出して読んでいましたよ😅
しかし東出昌大さんはやっぱり良いわなぁ♪
一部の人達からは蛇蝎の如く嫌われているが、俺は彼の役者としての存在感自体が凄く好きなんだよね。前半部分を拡げて彼を主演にして別の作品を制作して欲しいくらいだ。
どなたかのレビューで、ロベール・ブレッソン監督の遺作である『ラルジャン』という、自分も好きな映画を引き合いに出されていたんだけれど、
もしもこの作品をロベール・ブレッソン監督が撮ったのであれば、あまりにも説明過多なセリフの数々や、あまりにも直接的な殺戮の場面も綺麗に削ぎ落として『映画的』に昇華させていたのかな?
観念的な大御所3人の脚本家たちとは殴り合いの喧嘩になるのは必至だろうけど...
まぁそんなことはいいとして、
クラウド・ファンディングにより3500万円もの支援が集まり、お上からの妨害もなく、数多くはないけど映画館でちゃんと上映されて、当初の予想?よりも多くの観客動員によりロングランになっている状況を鑑みると、「日本もまだまだ捨てたものではないよな」とは思うけど、できればもう少し若い人たちに足を運んでほしいよね。