少しですがクラファンしていました。
こちらで観るのは諦めていたものの公開拡大になり機会を与えられました。ありがたい…!
その時代の田舎で生きていると、余程のことがない限りその町の常識が世界の全てで、今のように他所を知る術がほぼなかったであろうことは想像に難くないです。
(情報源である新聞があの状況ですし)
性愛描写が唐突な気もするものの、そこも時代と地域性を考慮すると然もありなんで(娯楽としての役割や戦時中だからこその寂しさ等)ただもう少しその人物達の心情が見えると良かったかな…とは思います。都合上削られたのかもしれませんが。
少人数と集団との対比。
集団の力で正しさがねじ伏せられてしまう様を見るのは本当にゾッとしてしまって、畳みかけるような劇伴が心理的に拍車をかけた気がします。
令和の今、手のひらの世界でこのような事態になりやすいことを考えるとこの映画は広く観てもらうべきと感じました。
相手を知る努力を惜しまないこと、短絡的・感情的に行動をしないこと。