このレビューはネタバレを含みます
Jホラーの魅力がギュッと詰まった45分でした。
直接的な幽霊が出てくるわけではないけれど、ストーリー、カメラワーク、音楽、彩度、、、全てがなんか不気味で怖さが引き立ってる!
演技も超自然で、リアル感というかもうドキュメンタリー?っていうくらい違和感なさすぎて、それも怖い!
ラストはいろいろと考察ができる終わり方。
ストーリーとしては「母」がマイナーな信仰をしていて、亡くなった二男への執拗な愛情からくる行動がメインなのだが、果たしておかしいのは母だけなんだろうか?
母がそこに行き着くまで、亡くした二男への執着のプロローグがあったんじゃないだろうか、と思ってしまう。
大体、山の中の一軒家に母が1人で暮らしているのに、6年も帰らない長男。
帰ってきたと思えば存在すら知らされていなかった彼女を連れ、「妊娠しています。結婚します」って何だ?
彼女も「完璧な家族」の定義を、夫を亡くしてほぼシングルで育てた義母に向かって、「ちゃんとお父さんとお母さんがいる家庭」って、よく言えたな。
彼女自身の生い立ちが故の発言だと思うんだけど、自分本位な人だなって印象。
母のサイドストーリーがあったら見てみたい。