松原慶太

フレッチ/死体のいる迷路の松原慶太のレビュー・感想・評価

フレッチ/死体のいる迷路(2022年製作の映画)
3.6
フレッチは、フリーの記者である主人公が、さまざまな事件に巻き込まれるユーモア・ミステリー。グレゴリー・マクドナルドの原作はシリーズで8冊ある。

過去にも、サタデー・ナイト・ライブ出身のコメディ俳優、チェビー・チェイス主演で「フレッチ/殺人方程式」(1985)「フレッチ登場!/5つの顔を持つ男」(1989)と2度映像化されている(未見)。

ジョン・ハムは「マッドメン」のころよりだいぶ腹も出てきたようだけど、こういう三枚目的な役柄が意外と似合う。

彼はプロデューサーも兼ねているようで、この題材を選んだことと、監督を「スーパーバッド 童貞ウォーズ」のグレッグ・モットーラに任せるなど、センスがいい。

怪しい画商にカイル・マクラクラン。フレッチと腐れ縁の編集長にジョン・スラッテリー(マッドメンのときの盟友)。刑事コンビも可愛い。

こういう洒落た軽いミステリーって、なぜか日本人ウケしない傾向があるんだけど、続編も期待したいところ。
松原慶太

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