事実は小説より奇なり。
「歴史は勝者によって書かれる」という言葉があるように、敗者となったリチャード3世は、後に極悪の王として語り継がれ、シェイクピアで戯曲化されてからは、それが定説に。
しかし、名もなき一般女性が、些細なきっかけからこの定説に疑問を抱き、独自で調べ追求していくうちに、英国王室の歴史を覆す大発見をする、という驚きの実話は痛快そのものでした。
ただ、彼女の探求や、発掘の為立ち上げたプロジェクトにも冷ややかな反応だったアカデミックな方々が、世紀の大発見を目の当たりにした途端、業績を横取りしようとする浅ましさにも驚くばかりで…。
やはり、事実は小説より奇なり。
そんな映画です。